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2014年02月21日
<米国経済の概況>
- 10-12月期実質GDP(速報値)は3.2%(前期比年率:以下も同じ)と前7-9月期4.1%に続き堅調な伸びを保った。3%以上の伸びが2四半期続いたのはほぼ2年ぶりとなる。
- 1-3月期は寒波の影響で弱めの経済指標が続く。寒波の影響を受け易い住宅指標を始め、小売り、生産等、その影響は広範で成長率も抑制されよう。ただし、急転決着の財政問題が先行きの景気不透明感を改善させている点はプラス要因である。
- 金融政策では、昨年12月に決定したテーパリングが進行中。新興市場では波乱の動きも見られるが、米経済にかなりの下振れ圧力がかからない限り、今後も段階的に実施されよう。なお、失業率の低下がFRBの目標に接近、フォワード・ガイダンスの変更が注目される。
- 議会予算局(CBO)では向う10年間の予算見通しを発表。財政赤字のGDP比は2013年度4.1%から2015年度の2.6%へと低下後増加に転じ、2022年度には4.2%となる。見通し後半では、利払い負担が重圧を増していく。
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土肥原 晋
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