2014年02月18日

オランダの企業年金規制見直し~企業年金に対する規制の導入・追加は容易でない~

金融研究部 取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長 德島 勝幸

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■要旨

オランダでは、企業年金に対してソルベンシー型の健全性規制が導入されている。今回、監督当局から規制の枠組みを見直す提案が公表された。物価水準の変化への対応や資産価格の変動による影響を緩和する対応など、幾つかの新しい提案が盛り込まれたものの、年金実務側から多くの反対意見が出て来たことで、内容の大幅な見直し作業が行われている。欧州レベルでの企業年金に対するソルベンシー型の健全性規制の導入も先送りされており、企業年金に対する規制の導入・見直しは、必ずしも容易でないようだ。

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金融研究部   取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長

德島 勝幸 (とくしま かつゆき)

研究・専門分野
債券・クレジット・ALM

経歴
  • 【職歴】
     ・1986年 日本生命保険相互会社入社
     ・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
     ・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
     ・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
     ・2021年より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員
     ・日本ファイナンス学会
     ・証券経済学会
     ・日本金融学会
     ・日本経営財務研究学会

(2014年02月18日「保険・年金フォーカス」)

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