2013年08月29日

金(Gold)価格が映す世界の変貌

経済研究部 上席エコノミスト 上野 剛志

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■イントロダクション

かつて長期にわたって大幅な上昇を続けた金(Gold)価格だが、今年に入って地合いが完全に変わった。金の国際価格(NY金先物、期近物)は2011年9月に一時1920ドル/オンス の史上最高値を付け、以降も高値圏で推移してきたが、今年に入って軟調となり、6月末には一時1200ドルを割りこむまでに低下した。以降は多少戻したものの、足元でも1400ドル付近で推移している。

近年の価格上昇を受けて、個人の資産運用手段として金への注目度が高まってきた。この金価格に起きた大きな変調の背景を探り、先行きを展望したい。


■見出し

1――はじめに~金価格の変調
2――金は世界情勢を映す多面鏡
3――金需要と価格の変化
 1│2011年までの価格急騰
 2│金供給の拡大
 3│2013年の価格急落
 4│金価格の行方
4――おわりに

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経済研究部   上席エコノミスト

上野 剛志 (うえの つよし)

研究・専門分野
金融・為替、日本経済

経歴
  • ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
    ・ 2007年 日本経済研究センター派遣
    ・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
    ・ 2009年 ニッセイ基礎研究所

    ・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)

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