2013年08月08日

2013年度の最低賃金の引き上げ幅の目安が決定-日本の最低賃金は世界の中で低い水準、賃上げの影響は?-

生活研究部 准主任研究員   金 明中

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■要旨

  • 厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会小委員会は、8月6日に2013年度の最低賃金の引き上げ幅の目安を全国平均で14円とすることを決めた。
  • 今回の最低賃金引き上げの効果のポイントを挙げると、最低賃金で働く人の手取り収入が生活保護を下回る「逆転現象」が、ほぼ解消されることになったことである。
  • OECD主要国における「平均賃金」や「賃金の中位値」に対する最低賃金の水準を見ると、日本はそれぞれ33.3%と38.4%でOECD25ヶ国の平均37.3%と49.5%を大きく下回っている。
  • 円安による物価上昇や消費税増税が予定されている中で実施された最低賃金の引き上げが、労働者の生活や企業活動、そして雇用にどういう影響を与えるのか、今後の動きに注目するところである。

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生活研究部   准主任研究員

金 明中 (きむ みょんじゅん)

研究・専門分野
社会保障論、労働経済学、日・韓社会保障政策比較分析

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