2013年05月15日

生保約款の送り仮名等の基準 -生保各社約款から-

小林 雅史

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

■要約

生保約款の文字使いの統一についての指針などは「養老保険普通保険約款モデル条項案」(1977年1月)以降明示されていないようであり、各生保会社の約款の文字使いは同一生保会社においても区々となっている。

また、常用漢字表にない難解な漢字や用語が約款で使用されているケースや、「直ちに」、「すみやかに」、「遅滞なく」の3つの用語の使い分けなど顧客にとって理解しにくく、理解できたとしても違和感のある表記方法も存在する。

債権法改正の議論の中でも、約款についての規定の新設が検討されている中で、送り仮名等についての明確な基準の策定など、約款をより読みやすくする不断の努力が必要であろう。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

小林 雅史

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【生保約款の送り仮名等の基準 -生保各社約款から-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

生保約款の送り仮名等の基準 -生保各社約款から-のレポート Topへ