2013年03月08日

3月ECB政策理事会:利下げを議論も、幅広いコンセンサスで据え置きを決定

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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欧州中央銀行(ECB)は7日に成長率、インフレ見通しを下方修正し、政策理事会では利下げについても議論したが、幅広いコンセンサスで政策金利の据え置きを決定した。
金融市場の改善の実体経済への波及は弱く、債務危機国ばかりでなく、フランスやオランダなど中核国の景気の足取りの重さも目立つ。ECBは、当面、利下げについての協議を継続することになりそうだが、その一方で、3年物長期資金供給(LTRO)の前倒し返済という形での出口戦略も並行して進むだろう。

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

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