2013年02月01日

中国経済見通し:~回復し始めた中国経済、この勢いはどこまで続くのか?

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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■見出し

1――GDP成長率
2――需要別の動向
3――物価・住宅バブルと金融政策
4――「投資の主役交代」~製造業から環境インフラ・サービスへ
5――今後の見通し(まとめ)


■introduction

〔2012年は大幅減速も年末には回復が鮮明に〕
2012年の国内総生産(GDP)は前年比7.8%増と、前年の同9.3%増と比べると1.5ポイントの大幅低下となった。需要別に見ると、純輸出は-0.2ポイントとマイナス寄与だったものの、前年の-0.4ポイントと比べると若干改善した。一方、最終消費は前年の5.2ポイントから1.2ポイント低下し、総資本形成も前年の4.5ポイントから0.6ポイント低下しており、2012年は消費と投資が成長鈍化の主因となった(図表-1)。
他方、産業別に見ると、第一次産業は前年の前年比4.3%増から同4.5%増へ若干上昇したものの、第二次産業は前年の同10.3%増から同8.1%増へと2.2ポイントの大幅低下となり、第三次産業も前年の同9.4%増から同8.1%増へ1.3ポイント低下した。
但し、景気の悪化を受けて、昨年夏には中国人民銀行が金融緩和を行い、中国政府も公共投資の前倒しなどで内需振興を図ったことから、景気の減速には歯止めが掛かり、昨年10-12月期の成長率は前年同期比7.9%増と2年ぶりに前四半期を上回るなど、昨年末には景気の回復傾向が鮮明となってきた(図表-2)。
それでは、この回復の勢いはどこまで(或いはいつまで)続くのだろうか。

中国の実質GDP成長率(需要別)/実質GDP成長率(四半期毎、前年同期比)




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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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