- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 二期目のオバマ政権、「財政の崖」回避で緩やかな成長持続へ
<米国経済の見通し>
- 大統領選挙後も政権・議会との勢力図に変化は無くネジレ状態が続いたため、年末・年始に期限を迎えた「財政の崖」の合意が難航、年明けにずれ込んだものの、オバマ大統領が署名、成立した。結局、ブッシュ減税のうち45万ドル超の富裕層の減税と給与税減税が失効、歳出削減発動は2ヵ月延長された。今後は、増税の影響と共に、2月下旬に向けての歳出削減と公的債務上限の引上げ交渉に注目が集まろう。
- なお、足元では、住宅市場の回復の動きが続いているものの、先行きの景気不透明感が払拭されたとは言えず、設備投資が手控えられ雇用の回復も緩慢である。また、個人所得が伸び悩んでおり、消費の伸びも芳しくは無い。米経済は、引き続き緩やかな回復過程を持続しよう。
- FRBは、高止まりする失業率の改善に向け、国債購入と失業率目標の導入に踏み切った。FRBの見通しでは景気加速の実現は2014年以降と見ており、当面は、強力な政策的下支えによる緩やかな成長を見込んでいる。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年03月28日
“ガソリン補助金”について改めて考える~メリデメは?トリガー条項との差は? -
2024年03月28日
健康無関心層へのアプローチ -
2024年03月28日
中国経済:景気指標の総点検(2024年春季号) -
2024年03月28日
高齢者就業への期待と課題(中国) -
2024年03月28日
中国における結婚前の財産分与から見た価値観の変化
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
-
2023年04月27日
News Release
【二期目のオバマ政権、「財政の崖」回避で緩やかな成長持続へ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
二期目のオバマ政権、「財政の崖」回避で緩やかな成長持続へのレポート Topへ