- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 家計の貯蓄・消費・資産 >
- 資金循環統計(12年7-9月期)~個人金融資産は前年比21兆円増の1510兆円
■見出し
・個人金融資産(12年9月末): 前期比では5兆円減
・資金流出入の詳細 : リスク回避姿勢はまだ継続
・部門別資金過不足等 : 海外の国債保有額と比率が過去最高を更新
■introduction
2012年9月末の個人金融資産残高は、前年比21兆円(1.4%)増の1510兆円となった。2011年9月末以降の一年間に時価が0.4兆円減少したが、22兆円の資金流入(フロー)があったため、金融資産は純増となった。
四半期ベースでは、前期(12年4-6月)末比で5兆円の減少となった。例年7-9月期は一般的な賞与支給月を含まないことからフローで流出超過となる傾向があり、今回もフローで2兆円の流出超過となった。さらに、7-9月期は世界経済低迷や日中関係悪化などに伴う株安、米QE3などに伴う円高などから、時価の減少が3兆円(うち株式・出資金が4兆円)発生したことが響いている。
しかしながら、その後10-12月期には、かなり大幅な円安・株高が進行しており、足元の個人金融資産は9月末時点からかなり回復しているとみられる(図表1~4)。
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月24日
中国経済の現状と注目点-24年1~3月期は好調な出だしとなるも、勢いが持続するかは疑問 -
2024年04月24日
人手不足とインフレ・賃上げを考える -
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明 -
2024年04月23日
気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?”
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【資金循環統計(12年7-9月期)~個人金融資産は前年比21兆円増の1510兆円】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
資金循環統計(12年7-9月期)~個人金融資産は前年比21兆円増の1510兆円のレポート Topへ