2012年11月09日

11月ECB政策理事会:市場の緊張は緩和も経済活動は弱い

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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 欧州中央銀行(ECB)は8日に11月の政策理事会を開催、政策金利の据え置きを決めた。
9月の国債買い入れプログラム・OMTの導入以来、市場の緊張は緩和しているが、市場の分断は解消してはおらず、景気下げ止まりの兆しも見えない。ドラギ総裁は12月の経済見通しの下方修正を示唆したが、インフレ・リスクは広くバランスしているとの見方を維持、追加利下げの選択肢を留保するが、実際に踏み切る可能性は高くないと思われる。
スペインに対する無条件OMTの発動、ギリシャ政府の債務負担軽減のための損失負担は否定、近く早期返済期限が到来する3年物資金供給(LTRO)は、テールリスクの封じ込めという目的は達成したとの見方を示した。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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