2012年11月02日

最近の人民元と今後の展開(2012年11月号)

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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○ 10月の人民元相場(対米国ドル、基準値)は、安値6.3449元(10/10)、高値6.2992元(10/29)、10月末は前月末比0.6%元高・ドル安の1米国ドル=6.3002元で終えた。また、現物市場の実勢価格およびNDFはともに続伸したことから、基準値を挟んでNDFは約0.8%の元安、現物実勢は約1%の元高というやや異常な状況は、9月に続き10月も継続した。

○ 11月の人民元相場を考えると、10月に香港市場へ流入した緩和マネーが、香港経由で中国本土に流入する可能性がある。但し、中国の成長率は7-9月期を底に反転上昇する可能性が高いものの、工業生産の回復力は鈍く、中国政府は人民元相場(対米国ドル、基準値)を「一定のボックス圏(6.2~6.4元)」に納めるべく、上限(6.2元)を上回らないようコントロールするとみている。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

(2012年11月02日「経済・金融フラッシュ」)

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