2012年10月15日

中期経済見通し(2012~2022年度)~険しい経済正常化への道のり

  経済調査部門

文字サイズ

<日本の10年間の実質成長率は平均1.1%>


  1. 世界経済はリーマン・ショック後に各国が財政・金融政策を総動員したことにより回復を続けてきたが、ここにきて停滞色を強めている。
  2. 欧州に続き日本も景気後退局面入りしている可能性が高いが、各国が協調を進めることによってリーマン・ショック時のような急激な落ち込みは回避され、2010年代半ばに向けて世界経済は持ち直しに向かうことが見込まれる。
  3. 今後10年間の世界経済は引き続き新興国が牽引役となり、2022年には新興国の経済規模(ドルベース)は先進国にほぼ等しくなる。ただし、新興国でも高齢化の影響から成長率の鈍化は避けられない。世界経済の成長率は巡航速度を取り戻す2010年代半ば以降でも4%程度にとどまるだろう。
  4. 2022年度までの10年間の日本の実質GDP成長率は平均1.1%と予想する。消費増税の相当部分は、景気悪化による税収の落ち込みにより相殺されてしまうため、国・地方の基礎的財政収支を2015年度に2010年度比で半減、2020年度に黒字化するという政府目標は達成されない可能性が高い。



40229_ext_15_1.jpg

経済調査部門

研究・専門分野

レポート

アクセスランキング

【中期経済見通し(2012~2022年度)~険しい経済正常化への道のり】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

中期経済見通し(2012~2022年度)~険しい経済正常化への道のりのレポート Topへ