2012年09月04日

最近の人民元と今後の展開(2012年9月号)

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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○ 8月の人民元相場(対米国ドル、基準値)は、安値6.3495元、高値6.3305元と「一定のボックス圏(6.2~6.4元)」での推移が続いた。また、基準値とNDFは元安・ドル高の流れが続いたものの、現物市場の実勢価格は反発して元高・ドル安となった。その結果、現物市場の実勢価格は基準値に鞘寄せし、8月末時点ではほぼ同水準で取引を終えた。

○ 9月には再び欧州危機が山場を迎える。欧州危機対応でユーロ圏の足並みが乱れると、「一定のボックス圏」の下限(6.4元)をブレイクするリスクが高まる。9月は、「一定のボックス圏(6.2~6.4元)」の維持をメインシナリオとするものの、想定確率は若干引き下げ(8割程度⇒7割程度)、下限(6.4元)を下回るリスクの想定確率を引き上げる(2割程度⇒3割程度)。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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