2012年08月03日

8月ECB政策理事会:新たな国債買い入れプログラム立ち上げの方針を表明

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

文字サイズ

欧州中央銀行(ECB)が2日に8月の政策理事会を開催、政策金利の据え置きを決定するとともに、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)/欧州安定メカニズム(ESM)との連携を前提とする新たな国債買い入れのプログラムを立ち上げることと追加的な非標準的手段の検討を進める「方針」を示した。
市場では、最近のドラギ総裁の発言から、証券市場プログラム(SMP)再開などの即時かつ大規模な政策への期待が高まっていたため、即効性と具体性を欠く今回の決定への失望が広がった。だが、EFSF/ESMとの連携によるECBの国債買い入れは、ECBのSMPとEFSF/ESMが直面していた問題を解決し、国債市場の不安の連鎖に歯止めを掛けるプログラムとなる可能性はある。今後の協議の行方は大いに注目されよう。

43_ext_01_0.jpg

経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

レポート

アクセスランキング

【8月ECB政策理事会:新たな国債買い入れプログラム立ち上げの方針を表明】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

8月ECB政策理事会:新たな国債買い入れプログラム立ち上げの方針を表明のレポート Topへ