2012年08月03日

ドル基軸通貨体制の行方-人民元の国際化とSDRの可能性

経済研究部 専務理事   櫨(はじ) 浩一

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■見出し

1――存在感高まる中国経済
2――ドル基軸通貨体制への影響
3――基軸通貨と世界経済
4――基軸通貨交代のインパクト
5――おわりに

■introduction

世界経済の構造は、新興国経済の拡大によってこれまでの日米欧を中心とする先進工業国を中心とするものから大きく変化している。このような世界経済の変化は、人口規模の大きな新興国通貨の重要性を高め、第二次世界大戦後続いてきた米ドルを基軸通貨とする現在の国際通貨体制を変えていく可能性が高い。国際通貨体制の未来には、いくつかの可能性があるが、過去の歴史のように経済的覇権国の通貨を基軸通貨として使用するよりは、人工的な国際通貨を創設する方が世界経済全体にとって望ましいと考えらえる。今後中国などの新興国が経済的覇権を握り、それによって基軸通貨の交代が起こる場合よりは、人工的な基軸通貨の創設の方が日本をはじめとする先進工業諸国にとっても望ましい結果となる可能性が高いだろう。

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経済研究部   専務理事

櫨(はじ) 浩一 (はじ こういち)

研究・専門分野
マクロ経済・経済政策

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