2012年07月06日

7月ECB政策理事会:6月首脳会議合意を引き継ぎ、25bpの利下げを決定

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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欧州中央銀行(ECB)が5日に7月の政策理事会を開催、11年12月以来となる25bpの利下げを決めた。利下げ後の主要オペ金利は0.75%、預金ファシリティー金利は0%、限界貸付ファシリティー金利は1.5%で、いずれも創設以来の最低水準である。足もとの景気の落ち込みへの対応と6月のEU首脳会議合意をサポートする目的があると思われ。
しかしながら、南部のユーロ圏が陥っている財政-金融-景気の悪循環という根本の問題に歯止めが掛からなければ、市場の分断解消への利下げの効果は限られるだろうし、貸出の伸び悩みも続くだろう。追加の3年物資金供給も、市場の分断の根本の原因が解消しなければ効果は限られる。国債買い入れにおけるECBの役割はEFSF/ESMのエージェントにシフトして行くだろう。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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