2012年07月02日

出生・死亡、婚姻・離婚の概況-「平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より

生活研究部 主任研究員 井上 智紀

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■見出し

1――出生・死亡の状況
 1|昨年1年間にわが国の人口は約20万人の自然減
 2|第一子出生時の母の平均年齢は30.1歳に
 3|50年以上変動のなかった三大死因にも変化が
2――婚姻・離婚の状況
 1|婚姻・離婚件数はいずれも減少
 2|東京都では女性でも平均初婚年齢が30歳に

■introduction

6月初旬に公表された「平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、出生数は前年比2万1千人減の105万1千人、死亡数は前年比5万6千人増の125万3千人と、約20万人の自然減となった(図表 1)。東日本大震災における死者数(15,861人 )を差し引いても、死亡数は前年を4万人以上上回る計算となっている。国内の人口の増減については、海外移住などの社会移動の影響も加味する必要があるとはいえ、わが国の人口減少の傾向は実態の上でも明確に示されているといえる。

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生活研究部   主任研究員

井上 智紀 (いのうえ ともき)

研究・専門分野
消費者行動、金融マーケティング、ダイレクトマーケティング、少子高齢社会、社会保障

経歴
  • プロフィール
    ・1995年:財団法人生命保険文化センター 入社
    ・2003年:筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻修了(経営学)
    ・2004年:株式会社ニッセイ基礎研究所社会研究部門 入社
    ・2006年:同 生活研究部門
    ・2018年より現職
    ・山梨大学生命環境学部(2012年~)非常勤講師
    ・高千穂大学商学部(2018年度~)非常勤講師
    ・相模女子大学(2022年度~)非常勤講師

    所属学会等
    ・日本マーケティング・サイエンス学会
    ・日本消費者行動研究学会
    ・日本ダイレクトマーケティング学会
    ・日本マーケティング学会
    ・日本保険学会
    ・生命保険経営学会

    ・一般社団法人全国労働金庫協会「これからの労働金庫のあり方を考える研究会」委員(2011年)

(2012年07月02日「基礎研レター」)

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