2012年06月04日

金融危機からの回復を示す米国生保市場の2011年業績-収入保険料と個人生命保険販売動向から-

保険研究部 主任研究員   松岡 博司

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■見出し

1――はじめに
2――収入保険料(新契約および既存契約からの保険料)増減率の動向から見る金融危機からの回復
3――個人生命保険販売における業績回復
4――さいごに

■introduction

米国生保市場は世界最大の生保市場である。ペンシルバニア生命保険・年金会社が大衆向けに営業を開始して市場がスタートした1812年から本年でちょうど200年。近代生命保険業の祖エクイタブル生命が1762年に設立された英国生保市場に半世紀の遅れを持ってスタートした米国生保市場は、19世紀の末には英国を凌駕する規模に拡大し、以降、世界最大の生保市場であり続けてきた。米国生保市場に成長をもたらしたのはいかにも米国的な拡大指向の積極経営、中でも代理店を用いた大量販売であった。
順調に拡大を続けてきた米国生保市場は、リーマンショック後の金融危機の中、2008年第4四半期の個人生命保険販売が対前年同期▲14%と1951年以来最大のマイナスとなったのを最初に、2009年第1四半期には▲26%と1943年以来最大のマイナスを記録するなど、厳しい業績悪化に見舞われることとなった(米国の生保マーケティング調査機関リムラの統計による)。
しかし最近発表され始めた2011年の業績統計では、米国生保の回復傾向が見られるようになっている。

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保険研究部   主任研究員

松岡 博司 (まつおか ひろし)

研究・専門分野
生保経営・生保制度(生保販売チャネル・バンカシュランス等、主に日本生命委託事項を中心とする研究)

(2012年06月04日「保険・年金フォーカス」)

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