2012年01月25日

韓国の失業率は本当に低いのか?-非労働力人口の割合などが高いのが原因-

生活研究部 准主任研究員   金 明中

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■見出し

1--------低すぎる韓国の失業率
2--------韓国の失業率が低い理由
3--------失業率を正しく比較・分析するには

■introduction

2008年9月に端を発したリーマン・ショックの影響で世界経済は大きく落ち込み、アメリカを含めた世界の雇用情勢は厳しい状態が続いた。OECD加盟国における最近(2010年)の平均失業率は、1年以上の長期失業者の増加により急上昇し8.5%まで上昇した。一方、同時点における韓国の失業率は3.8%でノルウェー(3.7%)を除いて最も低く、最近は平均3~4%水準を維持している(日本5.3%、図表-1)。韓国における失業率が最も高かった時期は、アジア経済危機以後の約2年間で、1998年と1999年における失業率はそれぞれ7.0%と6.3%であった(図表-2)。と言っても2010年のOECD加盟国の平均失業率よりも低い水準である。
韓国の失業率がこのように低い理由はどこにあるのだろうか。韓国政府の完璧に近い労働市場政策の効果が現れた結果であるのか、あるいは、景気低迷などが理由で就職したいけれどあきらめて求職活動をしていない者を含めた非労働力人口が多いのが原因であるのか。本稿ではいくつかのデータを用いて韓国における失業率推計の問題点を説明したい。

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生活研究部   准主任研究員

金 明中 (きむ みょんじゅん)

研究・専門分野
社会保障論、労働経済学、日・韓社会保障政策比較分析

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