2011年12月28日

消費者物価(全国11年11月)~コアCPI上昇率は小幅なマイナスが続く公算

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・コアCPI上昇率は2ヵ月連続のマイナス
・コアCPI上昇率は小幅なマイナスが続く見込み

■introduction

総務省が12月28日に公表した消費者物価指数によると、11年11月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比▲0.2%となり、下落率は前月から0.1ポイント拡大した。事前の市場予想(QUICK集計:▲0.2%、当社予想も▲0.2%)通りの結果であった。
食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合は前年比▲1.1%(10月:同▲1.0%)、総合は▲0.5%(10月:同▲0.2%)となった。

コアCPIの内訳をみると、灯油(10月:前年比13.9%→11月:同13.6%)、ガソリン(10月:前年比8.0%→11月:同7.7%)の上昇幅は若干縮小したが、電気代(10月:前年比4.8%→11月:同5.9%)、ガス代(10月:前年比3.8%→11月:同4.8%)の上昇幅が拡大したため、エネルギー全体の上昇率は10月の前年比6.1%から同6.7%へと拡大した。
また、10月に2年3ヵ月ぶりに上昇に転じた食料品(生鮮食品を除く)は前年比0.2%(10月:同0.2%)と2ヵ月連続で上昇した。
一方、外国パック旅行の上昇幅縮小(10月:前年比14.9%→11月:同7.1%)などから教養娯楽の下落幅が拡大した(10月:前年比▲3.2%→11月:同▲4.1%)ことが、コアCPIを押し下げた。
コアCPI上昇率のうち、エネルギーによる寄与が0.54%(10月は0.50%)、食料品(生鮮食品を除く)が0.04%(10月は0.04%)、その他が▲0.79%(10月は▲0.65%)であった。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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