2011年12月07日

大阪オフィス市場の現況と見通し(改訂版)

竹内 一雅

文字サイズ

■introduction

本年9月22日に大阪のオフィス市場の現状とオフィス賃料の見通しを予測した『大阪オフィス市場の現況と見通し』を公表した。今回、現地調査に基づき今後のオフィス供給量の見直しを行い、改めてオフィス賃料の将来予測を実施したので改訂版を提供する。
大阪では2008~2010年にオフィスビルの大量供給があり、これがリーマンショック後の需要減少と重なり市況を大きく悪化させてきた。
他の主要都市と比較しても、多くの都市で空室率がわずかずつながらピークアウトしはじめているのに対して、大阪では空室率がいまだ高止まりしたままの状況にある(図表-1)。
今後、2012~2013年にもオフィスビルの大量供給が計画されていたが、現在、いくつかの計画で延期や見直しなどが進んでおり、2012年と2013年の供給量は過去の見通しより4万坪弱の減少となっている (図表-2)。

Xでシェアする Facebookでシェアする

竹内 一雅

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【大阪オフィス市場の現況と見通し(改訂版)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

大阪オフィス市場の現況と見通し(改訂版)のレポート Topへ