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- 米10月ISM製造業指数は50.8と予想を下回る低下
■見出し
・ISM製造業指数は50.8と市場予想を下回る
・製造業主要指数では、受注指数が50台を回復:各指数別の動向
■introduction
企業のセンチメントを示すISM(米供給管理協会)指数は、10月製造業指数(PMI)が50.8と前月(51.6)から▲0.8ポイント下落、市場予想(52.0)を下回った。製造業の景況感の分かれ目となる50は上回ったが、最近のボトムである8月水準(50.6)に接近、再び50割れが視野に入るなど、安心できる水準とは言えない。
構成指数を見ても全般的に低下する中、受注指数が52.4と上昇(前月比+2.8)、4ヵ月ぶりに50台を回復したことが数少ないプラスの側面と言えよう。
PMIは、金融危機後の2008年12月に33.3と近年の最低水準を記録した後、2009年8月に51.4と50台を回復、本年2月には61.4と6年半ぶりとなる高水準をつけた。5月以降は下落を強め、10月は再び50に接近したが、27ヵ月連続での50越えを記録している。
なお、発表元のISMでは、過去のデータから見たPMIが示す経済全体の分かれ目(GDPのゼロ成長)は42.5であり、10月PMIは実質GDPの年率2.9%に対応する水準としている。
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土肥原 晋
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