2011年08月11日

中国の消費者物価:7月は前年同期比6.5%上昇、今後は低下の可能性大

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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■見出し

・7月の消費者物価は更に上昇
・消費者物価は低下する可能性大

■introduction

中国国家統計局が8月9日に発表した7月の消費者物価は前年同月比6.5%の上昇となり、6月の同6.4%を0.1 ポイント上回り、3年1ヵ月ぶりの高水準に達した。前月比でみると、7月は0.5%の上昇となり6月の同0.3%を0.2 ポイント上回った(図表-1)。
図表-2に示した内訳をみると、7月の食品とエネルギーを除くコア部分の上昇率は前年同月比2.4%上昇で、6月の同2.5%を0.1 ポイント下回った。品目別にみると、中国の食卓には欠かせない豚肉価格が同56.7%上昇したことなどから食品の上昇率が引き続き高水準で推移、前年同月比では14.8%上昇で6月の同14.4%上昇を上回った。
また、消費品(モノ)とサービスの対比でみると、モノの価格上昇がサービスを上回り消費者物価上昇の牽引役となった。7月の消費品(モノ)は前年同月比7.6%上昇、6月の同7.4%上昇を上回り上昇傾向を続けているが、サービスは同3.7%上昇で6月の同4.0%上昇を下回っており、比較的落ち着いた上昇となっている。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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