2011年07月29日

フィリピンの金融政策(11年7月)~物価インフレから、資産インフレ対策へ

経済研究部 主任研究員 高山 武士

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■見出し

・金融政策の状況
・金融政策の背景

■introduction

フィリピン中央銀行(バンコ・セントラル・フィリピネス、BSP)は7月28日に金融政策決定会合を開催し、政策金利である翌日物借入金利と翌日物貸出金利をそれぞれ4.50%と6.50%で据え置くことを決定した。一方で、預金準備率は1%引き上げて21%とした(8月5日より適用)。
フィリピンは金融危機後には政策金利を借入金利で4.00%、貸出金利で6.00%まで引き下げていたが、2011年に入ってから3月と5月に、0.25%ずつ計0.50%の利上げを行っていた。前回の会合(6月16日)では、政策金利は据え置いたものの、預金準備率を1%引き上げた。今回は、前回と同様に政策金利は据え置き、預金準備率を引き上げるという決定であった。

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経済研究部   主任研究員

高山 武士 (たかやま たけし)

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

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