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- 小売業は持ち直しの動きが鮮明に~商業販売統計11年5月
■見出し
・小売業は持ち直しの動きが鮮明に
・百貨店、コンビニとも東北での増加が顕著に
■introduction
6月28日に経済産業省から公表された11年5月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲1.3%の10兆9170億円と3ヵ月続けてのマイナスとなったが、減少幅は4月(前年比▲4.8%)から大きく縮小した。
季節調整済前月比では2.4%となり、前月(前月比4.1%)に続いて高い伸びとなった。
業種別では、震災後のサプライチェーン寸断による供給制約を受けて、大幅減少が続いていた自動車小売業が前年比▲24.4%と、4月(同▲37.8%)から減少幅が大きく縮小した。また、その他の業種では、機械器具小売業が前年比3.8%と6ヵ月ぶりの増加となったのに加え、飲食料品小売業が同1.7%、繊維・衣服・身の回り品小売業が同3.3%と増加するなど7業種中5業種で増加となった。
自動車小売業を寄与度でみると、5月は▲2.8%小売業販売額を押し下げたが、4月(▲4.9%)から2.1%押し下げ幅が縮小している。このことが5月の小売業販売額の減少幅縮小の主因であったことが確認できる。
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