2011年04月25日

男女別保険料率の禁止を巡るEU保険業界の動向

荻原 邦男

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■目次

1--------はじめに
2--------経緯と反応
3--------今後の動向

■introduction

わが国はじめ多くの国では、男女の死亡率などの差を反映して男女別に保険料を設定することが多い。統計的数値に基づき、男女差を反映することがより公平な取扱いであると考えられてきた。しかし、EU司法裁判所は、2011年3月、保険会社が性別により保険料率に差を設けることはEU指令に違反するとの決定を行った。これを受けて、EU各国は2012年12月21日以降の新規契約について男女同一料率としなければならない。この結果、従来に比べ、死亡保障商品では男性は有利に、年金などの貯蓄系商品では女性が有利になる。経緯と影響について述べたい。

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【男女別保険料率の禁止を巡るEU保険業界の動向】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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