2010年12月17日

2010年7-9月期 資金循環統計:個人金融資産は2期連続の減少、企業の金余りが鮮明

経済研究部 シニアエコノミスト   上野 剛志

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■見出し

・個人金融資産残高(2010年7-9月期末): 前年比では4兆円の増加
・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 安全性重視、流動性預金への流入が加速
・部門別資金過不足: 企業の資金余剰が鮮明

■introduction

2010年9月末の個人金融資産残高は1442兆円と6月末比▲3兆円の減少と2四半期期連続の減少となった(直近ピークは2010年3月の1457兆円)。減少が2期続くのはリーマン・ショック後の2009年1-3月期以来。7-9月期は賞与の最大支給月にあたる6、12月を含まないことから例年フローで流出超過となる傾向がある。今回も3兆円の流出超過となったが、円高・株式市場の低迷などで時価変動の影響も僅かながらマイナスとなり、流出分を補えなかった。
一方、前年比では4兆円の増加となった。一年間で時価変動のマイナス影響が▲6兆円(うち株式・出資金が▲5兆円、投信が▲2兆円)あったが、流入超過10兆円がこれを上回った(図表1~4)。

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経済研究部   シニアエコノミスト

上野 剛志 (うえの つよし)

研究・専門分野
金融、日本経済

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