2010年10月29日

消費者物価(全国10年9月、東京10年10月)~たばこ、傷害保険料の値上げなどから東京(10月)の下落率が大幅に縮小

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・コアCPIの下落率は前月から0.1ポイント拡大
・物価下落品目数が4ヵ月ぶりに増加
・たばこ値上げが東京都区部のコアCPI を0.2%押し上げ

■introduction

総務省が10月29日に公表した消費者物価指数によると、9月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比▲1.1%となり、下落率は前月から0.1ポイント拡大した。事前の市場予想(ロイター集計:▲1.0%、当社予想は▲1.1%)を下回る結果であった。
食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合は前年比▲1.5%(8月:同▲1.5%)、総合は前年比▲0.6%(8月:同▲0.9%)となった。
コアCPIの内訳を見ると、電気代(8月:前年比1.3%→9月:同2.8%)、ガス代(8月:前年比2.5%→9月:同3.6%)の上昇幅が拡大したが、ガソリン(8月:前年比6.4%→9月:同2.3%)、灯油(8月:前年比17.4%→9月:同13.3%)の上昇幅が縮小したため、エネルギー全体の上昇率は8月の前年比4.3%から同3.7%へと若干縮小した。
食料品(生鮮食品を除く)は前年比▲1.4%(8月:同▲1.3%)と14ヵ月連続で下落し、下落幅は前月よりも若干拡大した。
コアCPI上昇率のうち、エネルギーによる寄与が0.29%(8月は0.34%)、食料品(生鮮食品を除く)が▲0.34%(8月は▲0.29%)、高校授業料が▲0.52%、その他が▲0.54%(8月は▲0.54%)であった。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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