2010年10月25日

貿易統計10年9月~7-9月期の外需寄与度はほぼゼロに

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・貿易黒字は2ヵ月ぶりに前年同月を上回る
・アジア向け輸出の低調が続く
・7-9月期の外需寄与度はほぼゼロに

■introduction

財務省が10月25日に公表した貿易統計によると、9月の貿易収支は7,970億円の黒字となり、事前の市場予想(ロイター集計:7,140億円、当社予想は5,535億円)を若干上回った。輸入の伸びが大きく鈍化する(8月:前年比17.9%→9月:同9.9%)一方、輸出の伸びは小幅な低下にとどまり(8月:前年比15.5%→9月:同14.4%)、輸入の伸びを上回ったため、貿易黒字額は2ヵ月ぶりに前年の水準を上回った。
季節調整済の貿易収支は5,876億円の黒字となり、黒字幅は前月の5,702億円から若干拡大した。円高の影響から輸出(季節調整値)は5ヵ月連続、輸入(季節調整値)は4ヵ月連続で前月よりも減少している。
輸出の内訳を数量、価格に分けてみると、輸出数量が前年比16.1%(8月:同14.2%)、輸出価格が前年比▲1.5%(8月:同1.1%)であった。輸入の内訳は、輸入数量が前年比10.4%(8月:同19.1%)、輸入価格が前年比▲0.5%(8月:同▲1.0%)であった。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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