2010年08月06日

8月BOE金融政策委員会:インフレとデフレのリスクを意識しつつ、当面は成長促進に軸足

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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■見出し

・成長加速、CPI高止まりでも現状維持を継続
・インフレとデフレのリスクを意識しつつ、当面は成長促進に軸足

■introduction

イングランド銀行(BOE)は6日、7日に開催した金融政策委員会(MPC)で、政策金利の0.5%での据え置きと資産買い取り(量的緩和)残高の2000億ポンドでの維持を決めた。今月のMPCの議論は四半期に一度の「インフレ報告」が叩き台となっており、現状維持の決定は、前回から見通しの基調が大きくは修正されなかったことを示すものと言えよう。
キング総裁は7月28日の議会証言で「金融面から成長促進に軸足を置くことが正しい選択」とのスタンスを示している。今月のMPCでも、少なくとも1票の利上げ票が投じられた可能性はあるが、デフレのリスクも排除できない情勢にあるため、しばらくはMPC内で利上げ派が多数を占めことはないだろう。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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