2010年07月28日

米5月住宅価格、前月比0.5%上昇~住宅減税の影響が残存

土肥原 晋

文字サイズ

■見出し

・5月「20都市指数」が、前月比で連月の上昇:ケース・シラー指数の動向
・FHFA月例指数では、前月比0.5%と3ヵ月連続のプラスに:FHFA指数の動向

■introduction

S&P社が7月27日発表した5月のケース・シラー20都市住宅価格指数は前月比0.5%上昇、先週発表のFHFA(連邦住宅金融局)による5月住宅価格指数も前月比0.5%の上昇となった。ケース・シラー指数は2ヵ月連続、FHFA指数は3ヵ月連続の上昇となるが、住宅減税(4月末契約、9月末取引完了が要件)の影響も大きいと見られ、持続的な価格回復とは見られていない。差押え物件の増加や高水準の在庫が住宅市場を圧迫する状況は不変であり、先行きには依然不透明感が漂う。

Xでシェアする Facebookでシェアする

土肥原 晋

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【米5月住宅価格、前月比0.5%上昇~住宅減税の影響が残存】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

米5月住宅価格、前月比0.5%上昇~住宅減税の影響が残存のレポート Topへ