2010年04月01日

ジェロントロジーの役割と期待~今、ジェロントロジーが求められる理由~

生活研究部 主任研究員   前田 展弘

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■目次

1――はじめに ~寿命革命と急速な高齢化
2――長寿化・高齢化の課題と可能性
3――ジェロントロジーとは
4――これからのジェロントロジー

■introduction

戦後まもない1947年の日本人の平均寿命は男性50.06歳、女性53.96歳であり、1950年時点での人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)は4.9%であった。それから約半世紀を経た2008年の段階では、平均寿命は男性79.29歳、女性86.05歳、高齢化率は22.1%となった。わずか半世紀の間に我々は、平均寿命の30年延長という驚異的な「寿命革命」を達成するとともに、急速な高齢化を体験したのである。今後も長寿化、高齢化の傾向は続くと予測され、人生90年時代、高齢者が人口の3人に1人となるような本格的な超高齢社会も近い将来訪れることになる。
長寿化、高齢化していくこと、つまり長生きできる高齢者が増えていく社会になることは、本来、喜ばしいことである。医学の発展、公衆衛生の整備、社会保障の充実といったことを背景とする先進国ならではの恵まれた事象である。しかしながら、必ずしも手放しでそのことを喜べない現実もある。本稿では、長寿化、高齢化に伴う2つの課題解決に向けて、今注目を集める「ジェロントロジー」について、その役割と期待を概説する。

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生活研究部   主任研究員

前田 展弘 (まえだ のぶひろ)

研究・専門分野
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)、超高齢社会・市場、QOL(Quality of Life)、ライフデザイン

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