2010年03月05日

3月BOE金融政策委員会:ポンド安の下、政策金利、資産買い取り枠とも現状維持

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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■見出し

・政策金利は据え置き、量的緩和の再開も見送り
・2月「インフレ報告」ではインフレ率は一時的要因剥落後は目標を下回り推移するとの見方を示す

■introduction

イングランド銀行(BOE)は3~4日に開催した金融政策委員会(MPC)で、政策金利の0.5%での据え置きと、先月に続く中長期国債等の資産買い取り(量的緩和)枠の2000億ポンドでの維持を決めた。
景気の先行き不透明感が強いことから、MPCは「見通しにより正当化される場合には追加の買い入れを実施する(2月MPC声明文)」方針だ。だが、今回については、現時点では緩やかな景気の回復が続いていること、インフレ率がBOEの目標から上方に乖離していること、足もとにかけて加速してきたポンド安には景気刺激・物価押し上げ効果があることなどから、様子見の決定に落ち着いたものと思われる。
2月の「インフレ報告」を見る限り、BOEが政策金利を据え置く期間は長引く可能性が高く、資産買い取りの再開も想定しうる状況にある。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

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欧州経済

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