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- 商業販売統計10年1月~小売業は1年5ヵ月ぶりに前年比増加
■見出し
・小売業は1年5ヵ月ぶりに前年比増加
・引き続き低迷が続く大型小売店
■introduction
2月26日に経済産業省から公表された10年1月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比2.6%の11兆1550億円と、08年8月以来1年5ヵ月ぶりに増加に転じた。季節調整済前月比でも2.9%の増加となった。物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比4.1%と、8ヵ月連続の増加となった。
業種別では、公表されている7業種のうち5業種が前年比で増加となった。飲食料品小売業が前年比1.1%(12月:同▲4.0%)と6ヵ月ぶりの増加となったのに加え、エコカー減税などの政策効果の影響から自動車小売業が前年比12.9%(12月:同14.5%)と4ヵ月続けて二桁の伸びを続けている。また、ガソリン価格上昇の影響から、燃料小売業も前年比11.0%(12月:同9.0%)と2ヵ月続けて増加している。寄与度別にみると、自動車小売業が1.4%、燃料小売業が1.1%小売業販売額を押し上げたのに対し、各種商品小売業が▲0.3%押し下げた。
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桑畠 滋
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