2010年01月04日

新しいレガシーシステムを作らないように…

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レガシーシステムとは、時代遅れの古いシステムを指す言葉だ。数年前に注目を集めた社会保険庁の年金記録管理システムは、レガシーシステムで管理運営コストが高いと批判されていた。
民主党は、昨夏のマニフェストで、年金記録を政府と加入者で共有できる「年金通帳」を提案した。納めた保険料や受け取る年金額、年金額の算定基礎などが一目で手元でわかるツールという。
しかし、近年は通帳を使わない銀行取引や口座が広まっており、通帳が将来の加入者にふさわしい媒体か疑問の声がある。また、昨年からの「ねんきん定期便」のほか、2005年度開始のインターネットでの記録照会もあり、年金通帳との機能分担が課題となる。
12月の大臣会見で、財源不足から来年度の年金通帳交付を見送り、通帳が必要かネットで十分かを世論調査するとの発言があった。仮に年金通帳が見送りとなっても、十分な検討の結果であれば、公約違反と批判せずに受け入れてもよいのではなかろうか。

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