2009年12月21日

貿易統計09年11月~アジア向け輸出が1年2ヵ月ぶりに増加

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・輸出入ともに減少幅が大きく縮小
・アジア向け輸出が前年比プラスに

■introduction

財務省が12月21日に公表した貿易統計によると、11月の貿易収支は3,739億円の黒字となり、ほぼ事前の市場予想(ロイター事前予想:3,445億円、当社予想は3,832億円)通りの結果となった。輸出入ともに減少幅が大きく縮小したが、引き続き輸入の減少幅(10月:前年比▲35.6%→11月:同▲16.8%)が輸出の減少幅(10月:前年比▲23.2%→11月:同▲6.2%)を大きく上回り、貿易収支は6ヵ月連続で前年を上回った。季節調整済の貿易収支は4,924億円と8ヵ月連続の黒字となり、黒字幅は前月の4,608億円から若干拡大した。
輸出の内訳を数量、価格に分けてみると、輸出数量が前年比▲1.5%(10月:同▲13.0%)、輸出価格が前年比▲4.8%(10月:同▲11.8%)となり、いずれもマイナス幅が大きく縮小した。輸出数量は、昨年秋のリーマン・ショック以降の急速な落ち込みの影響で前年の水準が大きく下がっていることもあり、12月には前年比でプラスに転じる可能性が高いだろう。
輸入の内訳は、輸入数量が前年比▲2.1%(10月:同▲11.7%)、輸入価格が前年比▲15.0%(10月:同▲27.0%)であった。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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