2009年12月04日

12月ECB政策理事会:政策金利据え置き、流動性供給は縮小へ

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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■見出し

・レポ金利は7カ月連続で据え置き、流動性供給の段階的縮小を決定
・景気判断は幾分上方修正
・スタッフ経済見通しは回復持続を見込むが、2011年も低成長・低インフレ
・2010年は資金供給をさらに縮小、利上げは急がず

■introduction

欧州中央銀行(ECB)は3日に政策理事会を開催、7カ月連続となる政策金利の据え置きとともに「金融市場の改善により、すべての流動性供給策が必要な訳ではなくなった(声明文)」との判断から、流動性供給策について段階的縮小に動き出すことを決めた。
ユーロシステム(ECBとユーロ導入国の中央銀行)のスタッフによる経済見通しは、2010年の成長率、インフレ見通しがともに上方修正され、2011年にかけての回復を見込む内容ではあったが、低成長・低インフレは続く。周辺国経済の低迷も不安材料である。
2010年には流動性供給の段階的縮小に加え、カバードボンドの買い入れの停止なども予想されるが、政策金利の据え置きは続く見通しだ。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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