- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- REIT(リート) >
- 投資対象としてのグリーンビルディング(環境配慮型不動産) ~ 投資指標としてみた環境性能情報の課題 ~
投資対象としてのグリーンビルディング(環境配慮型不動産) ~ 投資指標としてみた環境性能情報の課題 ~
松村 徹
このレポートの関連カテゴリ
■見出し
1. 投資対象としてのグリーンビルディング
2. 不動産における環境性能情報の現状
3. J-REITが保有するグリーンビルディング
4. 投資家にとって望ましい環境性能情報
おわりに
■introduction
2008年7月に『都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(東京都環境確保条例)』、2009年4月に『エネルギー使用の合理化に関する法律(省エネ法)』が改正・施行されたが、2009年9月には鳩山由紀夫首相が、「温暖化ガスを2020年までに1990年比で25%削減する」と、前政権より大幅に高い中期目標を国連で表明したことで、国を挙げての地球温暖化対策に拍車がかかる可能性が高まった。
また、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は、投資家の不動産投資や企業の保有不動産戦略などに反映させる目的で、『責任ある不動産投資(RPI)』として環境配慮型不動産の手引書を8月に公開した。ニッセイ基礎研究所が10月5日に実施した不動産分野の実務家・専門家へのアンケートでも、「今後、環境規制の強化を将来の投資リスクとして織り込む必要が生じる」、という見方が多かった。
現在、J-REIT(不動産投信)では、震災リスクの大きい不動産が投資対象外となっているように、近い将来、環境負荷が大きく省エネ性能が著しく劣る不動産は、投資対象として非適格の烙印を押され、市場から排除されるようになる可能性が高い。
以下では、J-REITや私募ファンド、機関投資家などプロの不動産運用者・投資家(以下「投資家」とする)が、時代が求める環境配慮型不動産(以下グリーンビルディング)4への投資をどのように考えているのか、また、不動産の環境性能を評価する指標としてどのようなものがあるのか、その現状と課題について整理した上で、投資家にとって望ましい環境性能情報のあり方について提案を行う。
このレポートの関連カテゴリ
松村 徹
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明 -
2024年04月23日
気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?” -
2024年04月23日
今後お金をかけたいもの・金融資産 -
2024年04月23日
今週のレポート・コラムまとめ【4/16-4/22発行分】 -
2024年04月22日
2024年3月、グローバル株式市場は上昇が継続
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【投資対象としてのグリーンビルディング(環境配慮型不動産) ~ 投資指標としてみた環境性能情報の課題 ~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
投資対象としてのグリーンビルディング(環境配慮型不動産) ~ 投資指標としてみた環境性能情報の課題 ~のレポート Topへ