2009年10月09日

10月BOE金融政策委員会:11月の「インフレ報告」を控え様子見

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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■見出し

・11月の「インフレ報告」を控え、予想通り様子見の決定
・改善しつつあるものの、なお厳しい金融情勢
・11月の決定は資産買い取り枠増枠停止が濃厚だが、積み増しの可能性も

■introduction

イングランド銀行(BOE)は7~8日に金融政策委員会(MPC)を開催、決定の内容は大方の予想通り政策金利の0.5%での据え置きと8月に1750億ポンドに拡大した中長期国債等の資産買い取り(量的緩和)枠の維持であった。
景気は前回8月の「インフレ報告」の予測よりも幾分早いペースで持ち直しつつあり、金融機関を対象に融資スタンスなどを聞く「信用状況サーベイ」でも貸出のアベィラビリティー低下、条件の厳格化に歯止めが掛かったことが確認されている。しかし、不良債権の増加、貸出の縮小傾向は続いており、景気悪化と金融機関の損失拡大のスパイラルへの懸念は払拭できない。
11月のMPCでは、政策金利の据え置きと資産買い取り枠の増枠停止決定が濃厚だが、比較的小幅な増枠を決める可能性もある。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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