2009年06月12日

2009・2010年度経済見通し~09年1-3月期GDP2次速報後改定

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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<実質成長率:2009年度▲3.2%、2010年度1.1%を予想>
  1. 2009年1-3月期のGDP2次速報は、設備投資、民間在庫の上方修正などから、実質GDP成長率が1次速報の前期比▲4.0%(年率▲15.2%)から前期比▲3.8%(年率▲14.2%)へと上方修正された。
  2. GDP2次速報の結果を受けて、5月に発表した経済見通しの改定を行った。実質GDP成長率は2009年度が▲3.2%、2010年度が1.1%と予想する(前回見通しは2009年度が▲3.8%、2010年度が1.2%)。
  3. 2009年度の上方修正は、2008年度後半の成長率の実績値が上方修正されたことにより、2008年度から2009年度へのゲタ(発射台)が上がったこと(▲4.9%→▲4.6%)、足もとの経済指標が想定よりも上振れしていることを受けて、2009年4-6月期の成長率見通しを上方修正したことによるものである。
  4. 輸出の下げ止まり、在庫調整の進展などから、景気はすでに回復局面に入っており、過去最大規模の経済対策の効果が顕在化する2009年度前半は潜在成長率を大きく上回る高成長が見込まれる。ただし、個人消費、設備投資の基調は引き続き弱く、経済対策の効果が剥落する2010年度入り後には景気の停滞色が強まる可能性が高いだろう。
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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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