2009年04月22日

貿易統計09年3月~1-3月期の外需寄与度は前期比▲2%程度の見込み

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・2008年度は28年ぶりの貿易赤字に
・輸出に下げ止まりの兆しも
・1-3月期の外需寄与度は前期比▲2%程度のマイナスか

■introduction

財務省が4月22日に公表した貿易統計によると、3月の貿易収支は110億円の黒字となり、事前の市場予想(ロイター集計:▲50億円、当社予想は591億円)を若干上回った。輸出入ともに引き続き大幅な減少となったが、輸出の減少幅が前月の前年比▲49.4%から同▲45.6%へと若干縮小したため、原数値では2ヵ月連続で貿易黒字となった。ただし、季節調整済の貿易収支は▲971億円(2月:同▲717億円)と8ヵ月連続の赤字となった。
09年3月分と同時に公表された2008年度の貿易収支は▲7253億円の赤字となった。貿易収支が赤字となるのは1980年度以来28年ぶりのことである。
輸出の内訳を数量、価格に分けてみると、輸出数量が前年比▲41.0%(2月:同▲45.4%)、輸出価格が前年比▲7.6%(2月:同▲7.4%)であった。
輸入は、前年比▲36.7%となり、2月の同▲43.0%から減少幅が縮小した。内需低迷を反映し数量が前年比▲20.4%(2月:前年比▲25.3%)、原油安の影響で価格が前年比▲20.4%(2月:同▲23.7%)と大幅な減少が続いたが、前月に比べればともにマイナス幅が縮小した。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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