2009年02月25日

ニッセイ景況アンケート調査結果-2008年度下期調査

小本 恵照

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■調査結果要旨

I.景気動向
1.企業の景況感は大幅に悪化、先行きについても当面悪化が続くと見られる。
2.08年度の売上は減収、経常損益は減益
3.大都市圏での業況悪化が深刻に
4.08・09年度は全地域で減収・減益


II.雇用、設備投資、金融環境
1.雇用拡大意欲は弱まる見通し
2.09年度の設備投資は減少
3.貸出態度は急速に厳しさを増す
4.現在注力している経営指標は、「売上高利益率」とする企業が最も多い


III.環境問題への取り組みとCSR(企業の社会的責任)
1.環境問題への取組の中心は「オフィスでの省資源・省エネ」と「ISO14001等の認証取得」
2.27%の企業がCO2排出量を把握
3.約9割の企業が、CO2排出量削減に向けた中長期計画を策定または検討している。
4.CO2排出量削減に取り組む上での課題は「コストアップ」が圧倒的に多い
5.製造業では環境問題への取り組み要請を受けた企業は47%に上る
6.約半数の企業が環境問題への取組状況によって取引先の選別が進むと考えている
7.過半数の企業が環境に配慮した製品等を意識的に利用・購入・調達
8.環境ビジネスに既に取り組んでいる企業は34%
9.「省エネ・省資源型の製品・装置」が環境ビジネスの中心
10.58%の企業がCSRを意識した取り組みを実施
11.CSRとして重点的に取り組んでいる活動は「法令遵守」が圧倒的に多い。
12.自社のCSR活動に対する評価は、2年前に比べ満足という回答が16.5ポイント増加

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小本 恵照

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