2008年10月17日

公的年金の現状と課題

保険研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任   中嶋 邦夫

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■目次

1--------年金制度の基本構造
2--------2004年改正のポイント
3--------2004年改正後の年金論議
4--------これからどうすればよいか

■introduction

2 階建てとは?
日本の公的年金制度の構造は「2階建て」だと言われる。これは、会社員や公務員などが老後に受け取る年金が、基本的に定額で支給される部分と、現役時代の報酬に応じて年金額が決まる部分の2つの要素から構成されることを示している。
前者の基本的に定額で支給される部分は、1985年改正で基礎年金として整理され、会社員や公務員だけでなく自営業者や専業主婦などにも共通する年金制度となっている。20歳以上60歳未満の国民は基礎年金制度に加入することになっており、保険料の未納や免除の期間がある場合を除いて、原則として定額の年金が支給される。
一方、現役時代の報酬に応じて年金額が決まる部分は報酬比例部分と呼ばれ、民間会社員が加入する厚生年金と、公務員等が加入する共済年金とに分かれている。
なお、現在、共済年金を厚生年金に統合する法案が国会に提出され、継続審議となっている。これが成立すれば、将来的には会社員も公務員も同じ負担をし、同じ給付を受けることになる。

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保険研究部   主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任

中嶋 邦夫 (なかしま くにお)

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度

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