2008年08月29日

鉱工業生産08年7月~生産の調整ペースは引き続き緩やか

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・生産指数は2ヵ月ぶりの上昇
・7-9月期も減産ペースは緩やかにとどまる見込み

■introduction

経済産業省が8月29日に公表した鉱工業指数によると、7月の鉱工業生産指数は前月比0.9%と2ヵ月ぶりの上昇となり、市場予想を大きく上回った(ロイター集計:前月比▲0.5%、当社予想も同▲0.5%)。出荷指数は前月比1.6%と2ヵ月ぶりの上昇、在庫指数は前月比▲0.2%と3ヵ月ぶりの低下となった。
7月の生産を業種別に見ると、新興国向け輸出が好調な輸送機械が前月比4.0%の高い伸びとなったが、在庫積み上がりの動きが顕著となっている情報通信機械(前月比▲7.6%)、電子部品・デバイス(前月比▲5.2%)は大きく落ち込んだ。
速報段階で公表される16業種中、8業種が前月比で上昇(6業種が低下、2業種が横ばい)となった。
財別には、設備投資の一致指標である資本財出荷(除く輸送機械)が前月比▲3.0%、前年比▲11.4%と急速に落ち込んでいる点が目立つ。GDP1次速報では、4-6月期の設備投資は前期比▲0.2%と小幅な減少にとどまったが、7-9月期は落ち込み幅が拡大する可能性が高いだろう。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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