2008年07月24日

貿易統計08年6月~貿易黒字が急減、4-6月期の外需は前期比横ばいに

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・貿易黒字が急減少
・米国向けの輸出数量が再び減少へ
・4-6月期の外需は前期比横ばいに

■introduction

務省が7月24日に公表した貿易統計によると、6月の貿易黒字は1,386億円、前年比▲88.9%の大幅減少となり、市場予想(ロイター集計:5,030億円、当社予想は5,438億円)を大きく下回った。
円高の影響で輸出価格が前年比▲0.3%(5月:同▲3.1%)と10ヵ月連続でマイナスとなる中、輸出数量が前年比▲1.4%(5月:同7.0%)と16ヵ月ぶりに減少に転じたため、輸出金額は前年比▲1.7%と03年11月以来のマイナスとなった(5月:同3.7%)。
原油高などにより輸入価格が前年比15.3%(5月:同11.6%)と伸びが高まったことに加え、輸入数量が前年比0.8%(5月:同▲6.4%)とプラスに転じたため、輸入金額は前年比16.2%となり、5月の同4.4%から伸びが大きく加速した。
貿易黒字の季節調整値は1,354億円、前月比▲74.0%の大幅減少となった。原油価格はこのところ下落しているが、輸出が急減速しているため、原油価格が再び上昇に転じるようなことがあれば、7月以降、貿易収支が赤字に転落する可能性もあるだろう。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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