2008年01月11日

1月BOE金融政策委員会~見送られた追加利下げ

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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■見出し

・政策金利は5.50%で据え置き
・経済指標は強弱が交錯
・金融混乱の実体経済への波及を示す材料も
・2月にも追加利下げの可能性

■introduction

1月9日、10日に開催されたイングランド銀行(以下、BOE)の金融政策委員会(MPC)は、政策金利の5.50%での据え置きを決めた。BOEの政策金利は、前回12月のMPCで2年4カ月ぶりに引き下げられている。
今回のMPCの議事と票決の内容は、23日の議事録公表まで明らかにならないが、先月19日に公表された12月の議事録からは、据え置き、利下げ、大幅な利下げという選択肢を議論した上で、最終的に25bpの利下げで全員が一致したことがわかっている。インフレの上振れ圧力も強まっているため大幅な利下げは望ましくないが、金融市場の悪化による成長の下振れリスクには対応すべきという点で一致したようだ。
前回のMPC以降の材料では、CPIが11月も前月と同じ前年同月比2.1%で目標の2%を僅かに上回る推移が続き、その他の経済指標は以下のように強弱が交錯する内容となっている。今回のMPCでも、一定の利下げ票が投じられたと思われるが、様子見が必要との意見が過半を占めたと思われる。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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