2007年11月08日

10月マネー関連~金商法、サブプライム問題で投信の伸び率鈍化

総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次

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■見出し

・貸出動向:3ヶ月連続伸び率アップ
・マネーサプライ、マネタリーベース:投資信託の伸びが減少

■introduction

日本銀行が11月8日に公表した貸出・資金吸収動向等によると、10月の総貸出(平残、銀行・信金計)は前年比0.7%と21カ月連続のプラスとなった。伸び率は3ヶ月連続上昇した(図表1)。
業態別では、都銀等は同▲0.7%と7カ月連続で前年比マイナスが続いているが、地銀は3ヶ月連続で伸び率が上昇、2%台の伸びが続いている(図表2)。
四半期1回の主要銀行貸出アンケート調査(直近10/23日公表)では、大企業の資金需要は昨年の夏場以降頭打ちの状況にある。
また足元中堅・中小企業の資金需要が改善しているとは言え、昨今の経済状況からすればダウンサイドリスクが高まっていることは事実で当面、動向が注目だ(図表3)。

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総合政策研究部   常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任

矢嶋 康次 (やじま やすひで)

研究・専門分野
金融財政政策、日本経済 

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