2007年10月24日

貿易統計07年9月~7-9月期の外需は成長率を大きく押し上げ

経済研究部 経済調査室長   斎藤 太郎

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■見出し

・貿易収支は2ヵ月連続で改善
・米国向け輸出の減少幅が再拡大
・7-9月期の外需は成長率を大きく押し上げ

■introduction

財務省が10月24日に公表した貿易統計によると、9月の貿易黒字は16,378億円(前年比62.7%)となり、市場予想(ロイター集計:14,810億円、当社予想は13,108億円)を上回った。輸出の伸びは前月よりも鈍化したが、輸入が2004年2月以来の前年比マイナスとなったため、貿易収支は前年よりも大きく改善した。
輸出数量(8月:前年比8.2%→9月:同6.6%)、輸出価格(8月:前年比5.8%→9月:▲0.1%)の伸びがともに前月よりも鈍化したため、輸出金額は前年比6.5%(8月:同14.5%)と5ヵ月ぶりに一桁の伸びにとどまった。
一方、輸入金額は、輸入数量が前年比▲8.9%(8月:同▲5.6%)と減少幅が拡大したことに加え、円高の進展などから輸入価格も前年比6.2%(8月:同12.0%)と伸びが大きく低下したため、前年比▲3.2%(8月:同5.8%)と減少に転じた。ただし、輸入数量の減少は、今年の9月の休日(土日)数が昨年よりも2日多かったため、通関日数が少なかったことも影響している可能性があることには留意する必要がある。

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経済研究部   経済調査室長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

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