- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 武藤副総裁講演(6/20)~夏場利上げに違和感なし
■見出し
・7月中間評価と利上げとの関係
・展望レポートでの利上げの表現の変更、今後の利上げのペース
■introduction
武藤副総裁の講演・会見が6/20日(島根県松江:金融経済懇談会)に行われた。
武藤副総裁は日銀のボードメンバーの中で景況感・利上げへの姿勢で、ほぼど真ん中に位置すると筆者は見ている。
今回の講演の内容は、ほぼ4月末の展望レポート、直近の金融経済月報通りの見解。会見では以下のような考えを述べている。
(1)7月利上げに関しては、自然体(決定会合後の福井総裁の会見でのトーンは7月の確率は低いとの印象を受けるような発言だったが、それに比べればトーンダウン)。
(2)今後の利上げペースは状況次第によっては速めることもありうる。利上げについてインターバルを設定したことはない。
全体を通じての印象は、やはり「ボードメンバーのど真ん中」。
物価が上昇しにくいという発言はあったが、マイナスでの利上げに対して否定的な見解がなく、日銀は夏場に利上げに向かうと見ていいだろう。
短観を受け7月に利上げが提案され、8月にも利上げ実施との筆者の見方をサポートするとの印象を受けた。
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月18日
サイレントマジョリティ⇒MAGAで熱狂-米国大統領選挙でリベラルの逆サイレントマジョリティはあるか- -
2024年04月18日
「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2023年】(1)~東京23区の新築マンション価格は前年比9%上昇。資産性を重視する傾向が強まり、都心は+13%上昇、タワーマンションは+12%上昇 -
2024年04月17日
IMF世界経済見通し-24年の見通しをやや上方修正 -
2024年04月17日
不透明感が高まる米国産LNG(液化天然ガス)輸入 -
2024年04月17日
英国雇用関連統計(24年3月)-失業率は増加し、雇用者数も減少
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【武藤副総裁講演(6/20)~夏場利上げに違和感なし】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
武藤副総裁講演(6/20)~夏場利上げに違和感なしのレポート Topへ