2007年03月26日

浮動株化後のインデックス運用

  磐城 裕子

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■目次

1.TOPIXの浮動株化への移行
2. 浮動株比率の定期見直し
3. 株価リターンへの影響
4. インデックスファンドへの影響
5. 今後のインデックス運用の課題

■introduction

日経平均と並び、わが国の株価指数として定着しているTOPIX(東証株価指数)は、1968年1月4日の東証市場第一部全体の時価総額(株価×株式数)を基準に算出されている。そして、そのTOPIXの浮動株指数への移行が、2005年10月から3回に分けて段階的に行われ、2006年6月で完了した。<br> 浮動株指数とは、市場に流通する可能性のある株式(浮動株)に基づいて算出する指数のことであり、大株主や役員、持ち合い等で固定的に保有される株式、すなわち固定株を除いて構成される(図表-1)。
浮動株化が実施される以前のTOPIXは、発行済株式をベースに算出されていた。しかし、年金基金等によるインデックス運用やETF(上場投信)の増加に伴って、発行済株式数に比べて市場流通量(浮動株)が少ない銘柄の株価形成を歪める恐れが増大したことや、海外の主要株価指数の多くが浮動株を反映していることなどを背景に、浮動株ベースに移行された。

磐城 裕子

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